~ 強制的にサイドシュートを出す方法 ~ MyRoseGarden253
2014年 02月 28日
最高気温も16℃。
この週末も雨の様だ。
その雨の後、また寒くなるようだ。
そういえば、誘引もまだだっけ。
寒肥もまだだ。しかしこれは毎年やっていない。
腰を痛めたため、作業がかなり遅れている。
一昨日の夜は強風が吹き荒れた。
春一番だったかもしれない。
今日で2月も終わってしまう。
今日は強制的にサイドシュートを強制的出す方法について書こうと思います。
これもあくまで自己流ですから、あまり参考にならないかもしれません。
なお、これを実行しようと思われる場合、かなりの危険を伴う場合がありますので、自己責任で行ってください。
まずは、この写真をご覧ください。サイドシュートがたくさん出ていると思います。
株元に近い芽ほどこんな感じで休眠していますよね。
こんな芽の休眠解除をしてみようと思います。
この方法は義父さんに教わった方法です。
これは「ピエール・ドゥ・ロンサール」のサイドシュートの様子です。
それがどうした?という感じですが、よく見てください。
シュートの出ている部分の少し上の部分に傷がついています。
この写真の左上の芽の少し上を見てください。
傷が入っているのがわかりますか?
これは失敗例ですが、傷の様子はよくわかると思います。
中央部のサイドシュートは成功例です。成功した場合、傷はあまり残りません。
この方法は垂直になっている茎ほど成功しやすく、斜めあるいは横になっている場合は失敗することが多いようです。
これも失敗例ですが、黒くなっている芽には効かないようですが、最近(施術約1年後)なんだか芽が出てきそうです。
これは成功例です。また、横からも新しいサイドシュートが出てきそうです。
1枚目の写真の残りの枝の様子です。
これもサイドシュートがかなりの確率で出てきました。
詳しいことはわかりませんが、ご存じの通り、植物には頂芽優勢という性質があり、それを司っているホルモンがオーキシンです。
このオーキシンは頂芽で合成され、根に向かって茎の中を降りて行くようです。
その際、側芽を休眠させます。
一方、サイトカイニンというホルモンは根で合成され、シュートの形成や側芽の成長促進させる働きがあります。つまり、頂芽優勢を解除する働きがあるようです。
したがって、芽の上側5mm程度のところをカッターで浅く切る(皮の部分を切るくらい深さで、髄の部分までは切らないでください。)と、頂芽からのオーキシンがこの芽には届かず、根からのサイトカイニンだけが芽に届き、この芽の休眠が解除され、サイドシュートが伸びると勝手に理解しています。
斜めになった茎の芽もその芽を根の方面だけ開けて囲むように切りこみを入れるとサイドシュートが出るかもしれません。これは今年実験してみようと思っています。
最後にもう一度断っておきますが、もしこれを実行されようと思われる場合は、自己責任で実施してください。
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