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by junryu
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<   2013年 04月 ( 30 )   > この月の画像一覧

今日も旦那が担当します。
今日紹介するバラはHTの「アブラカダブラ」です。
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このバラは2010年にHCで処分苗となっているのをその不思議な名前に魅かれてお迎えしました。
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まずはつぼみの様子をご覧ください。
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これが少し開いた状態です。
このバラの特徴は、花色が一定ではないというところです。1枚目、2枚目と比較していただくとまったく異なるバラのようです。
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一番濃く咲いた時はこんな感じです。ここまで濃くなります。
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一番薄く咲いた時はこんな感じです。ここまで薄くなります。
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だいだい色が濃く出る時もあります。私はこれくらいが好きかな。
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時期によるのか、肥料によるのかよくわかりません。とにかく、それらによらず好き勝手に異なる色で咲きます。
香りがないのが残念です。
珍しく同色で咲いた写真でお別れです。
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今年はどんな色で咲いてくれるかな?
不思議な色の花の咲く呪文は「アブラカダブラ」

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by junryu2012 | 2013-04-30 05:35 | rose
今日も旦那が担当します。
今日紹介するバラはデルバールの「ピンク・インテューション」です。
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このバラは2010年に「レッド・インテューション」と一緒にお迎えしました。
母の日のプレゼントを探していたのですが、ついでに自分用にも購入してしまいました。
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購入した時点ですでに一部枝変わりしていました。
ふつう枝変わりすると得した感じになるのですが、このバラのような絞りの場合、かなり損した気分です。
「ピンク・インテューション」自体、「レッド・インテューション」の枝変わりなので、先祖返りではないようです。
先祖返りならば、絞りの細かい「クレージー・ツー」みたいでよかったのですが・・・・
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1年後には、HTのくせに2.5m程度まで伸び、上から見下ろしていました。
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新しいシュートには写真のように房で咲き、1房でそのまま花束となります。
しかし、これが我が家の「ピンク・インテューション」がつけた最期の花となりました。
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背丈が高いので駐車場の一番奥に置いていました。
そのため「コガネJr」が大量発生していることに気づくのが遅れ、昨年の秋にお亡くなりになってしまいました。
誠に申し訳なく思っています。


「レッド・インテューション」、「クレージー・ツー」等の切り花種と一緒にボールに浮かべて飾ってみました。
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昨年6月の終わり、庭にあったバラでブーケをつくってみました。
このバラはもともと切り花種なのでかなり花もちがいいです。
ただ、香りがないので、「ローズ・ポンパドゥール」や「ラ・ローズ・ドゥ・モリナール」等の強香のバラと一緒に飾るのがお勧めです。
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最後にもう一度、在りし日の「ピンク・インテューション」の雄姿を見ていただきましょう。
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この当時、このバラは「キリンローズガーデン」が取り扱っていたのですが、キリンの撤退に伴い、現在ではこのバラを作出したデルバールでの取り扱いとなっています。

「Pink intuition」、直訳すると「ピンク色の直感」。
どんな直感なんだろう?(笑)

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by junryu2012 | 2013-04-29 05:36 | rose
今日も旦那が担当します。
今日紹介するバラはORの「ゼフィリン・ドルーアン」です。
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このバラは2010年にお迎えしました。写真をよく見ていただくと、ビオラが写っているのがわかっていただけると思います。
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2009年ごろまでは、結構ビオラにはまってまして、「ビオラの家」なんて呼ばれていました。
駐車場西側の花壇だって最初はビオラのために作ったんですよ。
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まだ、この花壇にはバラは1本もなく(別の場所にはあったんですが)、もちろんまだフェンスもありません。
ビオラの最盛期とノースポールの最盛期が重なる5月の初旬にはこんな感じになっていました。
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その後、ビオラから完全撤退し、ここにフェンスを立て、基本ORの壁をつくることにしました。
ときどき、このころのビオラやノースポールのこぼれ種から花が咲くことがあります。
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このバラの特徴は、とげがないので、誘引がしやすいことです。すぐに3m程度には伸びるので即戦力になります。
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また、花はピンクからシルバーピンクで強香です。花弁も波打ち最初はかわいらしく咲きます。
短所は、花もちがあまり良くないのと、「ウドン粉病」に弱いところです。
お隣さん側からしか見ることができない「マダム・イサーク・プレール」、「ヴァイオレット」とのコラボをお楽しみください。
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このフェンスを我が家の方から見るとこのようになります。
「ザ・ピルグリム」(ER)、「ローズ・ポンパドゥール」(Del)とのコラボになっていますが、かなり日陰となるので花つきがよくありません。
ただ、このバラは、日陰の方が花色は濃くなるようです。
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最後に昨日の「マダム・カロリン・テストゥ物語」のエンディングで息子「くろ」に対して粋な演出をした父「りゅう」さんにインタビューしました。
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リポーター「最後の場面では、泰然自若として、これぞ父という感じだったのですが、あのときのお気持ちをお聞かせください。」
りゅう「あんときさぁ、息子がさぁ、何かをじっと見てたんでぇ、なぁんか珍しいもんでもあんのかぁ?と思ってそこさ行ったのさぁ。したら、おらびっくらこいたぁ! 突然、空から、小太りで全裸の羽根さ生えた赤ん坊が下りてくるでぇねぇか! あいつら、寒くねぇのか? オムツぐれぇつければええのにぃ! 親は何してんだぁ?と思ってたらさぁ、息子がいきなり泣き出すもんで、こえーのかなぁ?と思って、むかし、畑であの歌っさ歌ったら、カラスさみーんな逃げてったので、あいつらにも効くかなぁと思って歌ったのさぁ。案の定、慌ててさぁ、逃げていっちゃたけんど、リポーターが来るなんて、おら、なんか悪いことしたんだっぺ?」
リポーター「・・・・・・」


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by junryu2012 | 2013-04-28 06:01 | rose
今日も旦那が担当します。
今日紹介?するバラはORの「バフ・ビューティ」です。
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このバラは2011年にお迎えし、2012年からは耐陰性が強いということで裏庭の一番条件の悪いところを担当しています。
さすがに、条件が悪すぎたのか、昨年はほとんど伸長することなく花もまばらで香りも本来のものではありませんでした。
今年の様子を見て、もっと良い条件の場所に植え替えるかもしれません。
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「バフ・ビューティ」に期待して、このブログに来てくださいました皆さんにここでお詫び申し上げます。
バラ図鑑99で書き始めた「マダム・カロリン・テストゥ物語」が終わりませんので、その続きを「バフ・ビューティ」の紙面を割いて、書こうと思います。
もちろん、こう書く以上、この物語には「バフ・ビューティ」は登場しません。
重ね重ね「バフ・ビューティ」に期待してこられた皆さんにはお詫び申し上げます。

では、一昨日、昨日に引き続き、「マダム・カロリン・テストゥ物語」 ~ 不幸な人々? ~をお楽しみください。

おっさんが柴犬「じゅん」の体と入れ替わり、何十年振りかの頭髪?の「ボウボウ」感に飽き、初夏の太陽を浴び熱中症になりかけていたころ、そして、おっさんの体をもつ「ザ・ジェネラス・ガーデナー」が、ハゲ頭は太陽光を反射するので光合成には適さない(もともと、葉緑素がないので光合成自体できないのだが)ことに気付き始めたころ、2人の間にも変化が表れてきた。

昔、「チャイコフスキー」からかけられた言葉に必死に応えることで、「彼」への思いを保とうとする「カロリン・テストゥ」
そんな「彼女」を献身的に支えることで、「彼女」への思いを保とうする「くろ」
そんな関係の中で2人?はそれぞれ2人分傷ついていた。
それぞれの心の中で何かが音を立てずに静かに崩れていた。

そんな中、彼女が突然、変調をきたした。
あれだけの美しさで咲き誇り、甘い香りを漂わせていた彼女が、茶色のベールをまとい、その芳香を止めたのだ。
「彼」への信仰にも似た愛に疲れ果て、その絶望感から「死に至る病」を発症したのだ。
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日に日に衰えていく「彼女」を必死に支える「くろ」。
美を誇っていたころ、あれほど彼女をほめそやしていた人々も口を閉ざし、誰もが彼女のことを忘れた。くろを除いて。
「死の床」で孤独にさいなまれ、「誰か来てほしい」と何度もうわ言のようにつぶやく「彼女」
その傍らでその「誰か」とは決して自分ではないことを知りながら看病する「くろ」
「あなたは、どうしてそんなに優しいの?」と「くろ」に聞く「彼女」
「「あの人」がこんなに優しかったら」と、そう聞こえる「くろ」はその問いに返す言葉を持ち合わせていなかった。

「彼女」はもう一度「どうしてそんなに優しくしてくれるの?」と聞いた。
沈黙する「くろ」

ようやくその様子にすべてを悟った「彼女」は号泣した。

嗚咽を繰り返しながら、とぎれとぎれに
「今まで、ごめんね。ずいぶん傷つけちゃったね」
「早く言ってくれればよかったのに」
「でも、こんな私を見ていて言える訳ないか」
と、自問自答しながら矢継ぎ早に話した後、「彼女」はかすれるように笑った。

これはまぎれもなく「くろ」だけに贈られた「最期の微笑み」だった。

そのあと、彼女は真顔に戻り、大きく息を吸って静かに吐いた。




意を決した彼女は
「あなたは私の気持ちを知りすぎてしまったわ」
「きっとこんなわたしを許せなくなる日が来るわ」
と遠くを見るようなうつろな、しかし、確信をもった力強い瞳で「くろ」に言った。




一季咲きのはずの「彼女」が9月に花を咲かせたのは、きっとその最期の姿を「誰か」に見てもらいたかったのだろう。
往年の「彼女」を知る者は、この花を見ても「彼女」とは気付かないであろう。そんな花をつけた。

ただ、「誰か」に見てもらうために。
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「くろ」はそんな姿を遠くから見ていた。「彼女」のこの「最期の微笑み」が自分に贈られているものではないことは充分知っていた。
ただ、自分が愛した人の最期の姿を、愛した者の責任として見送ろうとそんな気持ちで眺めていた。

突然、天から一筋の光が差し、大勢の天使たちが彼女を迎えに来ました。

薄れゆく意識の中で「彼女」の瞳がとらえたこの世最期の光景がこれだった。
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遠ざかる意識の中で、はっきりとは捉えられてはいないがまぎれもなくそれは「彼」だった。
「彼」も「彼女」の最期の姿を見てくれていたのだ。

天使に連れられて天高く舞い上る「彼女」を見送りながら、「くろ」は「ありがとう! さよなら!」とつぶやいた。
奇しくも、「彼女」も同時に「ありがとう! さよなら!」とつぶやいていた。
その言葉が「誰」に投げかけられた言葉かは「くろ」にはよくわかっていた。
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ふと気付くとそばには父「りゅう」がすわっていた。ただ、じっと天高く舞い上がる「彼女」の方を見ていた。
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「くろ」は、ただ泣いた。
そして、時間が止まった。
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再び時間が動き出したのは、どこで覚えたのか父「りゅう」が、ひどく音痴でそれとは分かりづらいのだが「浜田省吾」の「片想い」を歌い始めたときだ。

「くろ」にもっと泣けといっているのか、「くろ」を笑わそうとしているのかわからなかった。
が、父の思いやりだけがやけに身にしみた。
               
 
                    (The End)

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by junryu2012 | 2013-04-27 06:59 | rose
今日も旦那が担当します。
今日紹介するバラはメイアンの「チャイコフスキー」です。
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このバラは2010年にお迎えしました。よく「微香」と紹介してありますが、結構甘く香ります。
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では、昨日に引き続き、「マダム・カロリン・テストゥ物語」 ~ 不幸な人々? ~をお楽しみください。

「あっ、ワンちゃん、お月見の邪魔をしたみたいね」と、彼女は涙を拭いもせずにそう言った。
「ぼっ、僕、くろっていうんだ!」
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これが2人の最初の会話だった。

「でも、今夜だけは、泣かせてね。これで最後にするから」
くろは、彼女にどう言葉をかけてよいかわからず、ただ黙って彼女を見守っていた。

2人の間にただ時間だけが静かに流れた。

新聞配達のバイクの音が朝の静寂を破るころ、くろはふっと我に返った。
そこには、いつものように優しく微笑む彼女がいた。

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この日から、くろが彼女の足元に座り、いろいろなことを話すことが2人の日課となった。

ある日は、くろが一方的に話し、彼女が完全に聞き役、またある日は、くろが完全に聞き役とそれぞれが思い思いに話をした。
しかし、あの夜のことが話題になることはなかった。
彼女があまりにも普通なので、あの夜の出来事が夢ではなかったのかとくろはときどき思うことがあるのだが、こうして彼女と話をしていることが夢ではなかったということの証明になっていた。

一方、「チャイコフスキー」ときたら、派手に遊びまくって合コン三昧の毎日でした。
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そんなある日、彼女が沈んだ様子で、孤独に耐えていた。
くろが来るのを待っていた彼女は、いきなり堰を切ったかのように彼、そう「チャイコフスキー」について話し始めた。
どんなに彼のことが好きなのかということを切々と語った。
「私はね、「氷細工の彫刻」みたいな人を好きになってしまったの」
「彼は冷たくて、壊れやすくて、そのうち消えてしまうってことは最初からわかっていたの」
「そう、わかっていたの」
「そんなことは、わかっていたはずなのに・・・・」

くろはただ黙って、彼女の話を聞いていた。

ひとしきり話した後、やっと落ち着きを取り戻した彼女は「ごめんね、こんな話をして。おかげで楽になったわ」と申し訳なさそうにいった。
初めて彼の話を聞いたくろは「別に気にしないで」と答えたものの、彼女が楽になった分だけ気分が重くなっている自分に気付いた。

その日を境に2人の話題は専ら「彼」の話題一色となった。

そのころ「彼」は、カラオケボックスで「平尾昌晃」のようにくねくねしながら歌い、「トットちゃん」を口説いていた。
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翌朝、彼女は沈んだ気持ちと対照的に一段ときれいに微笑んでいた。
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彼女の気持ちを知るくろは「そんなに無理して笑う必要はないよ」と言うと、
「昔、「彼」がね、君の笑顔はほんと素敵だね!と言ってくれたことがあるから」と何かにすがるように答え、力なく笑った。

くろにだけ見せる笑顔だった。

くろはさらに気分が重くなった。

その頃、当の「彼」は、またしても、合コンの真最中でした。
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また、その翌朝、彼女は鬱々とした気持ちと裏腹に、辺りに芳香を漂わせながら、大輪の花を数多く咲かせていた。
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彼女の気持ちを知るくろは「そんなに無理して頑張る必要はないよ」と言うと、
「昔、「彼」がね、君の頑張る姿を見ていると僕も元気になるよ!と言ってくれたことがあるから」と祈るように答え、力なく笑った。

くろにだけ見せる弱さだった。

くろはさらに気分が重くなった。

その頃、当の「彼」は、「ローズ・ポンパドゥール」をナンパしようとしていた。
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しかし、その瞳には憂いを含んでいた。

                                          to be continued


つづきはバラ図鑑101で発表です。

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by junryu2012 | 2013-04-26 04:24 | rose
今日も旦那が担当します。
今日紹介するバラはクライミングハイブリッドティの「つるマダム・カロリン・テストゥ」です。
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このバラは以前より気になっていたのですが、2011年に偶然、見つけたのでお迎えしました。
1年間で3m程度までに伸びたので2012年には駐車場右側を飾っていました。
昨年、オープンガーデンをした際、「このバラはなんていうバラ?」という質問が一番多かったバラです。
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最近、作家さんの気持ちがなんとなくわかるようになりました。
「物語?」風の話がなかなか浮かびません!
嫁に「いいと言うまで、決してこの部屋に入ってはいけない!」と言い置き、創作活動に入ります。
そう言う私に嫁は「鶴の恩返しじゃん!!」、「だから日に日に毛が少なくなって、ホントのツル(ッパゲ)になってきてるのね?」
「・・・・・・・」

次の物語を読む前に、バラ図鑑97「ザ・ジェネラス・ガーデナー物語」~世にも奇妙な物語~を先に読まれてから、この物語を読んでくださいね。
次の物語はそのスピンオフ作品になります。


  「マダム・カロリン・テストゥ物語」 ~ 不幸な人々? ~

おっさんは、柴犬「じゅん」になって、早や1ケ月、すっかり身も心も犬になりつつあります。
うれしいと無意識のうちに尻尾を振ってしまうし、ドッグフードも「これ、うまいわぁ」と思いながら食べ、「アイフル犬」のクゥちゃんのような目でお代わりを催促する技を習得するまでになりました。

一方、おっさんと入れ替わった「ザ・ジェネラス・ガーデナー」は、昼夜、好・荒天を問わず、おっさんの姿のままで屋外で光合成をしているので、今ではすっかり近所で変り者扱いです。


こうして犬となって過ごしているといろいろなことに気付きます。

どうやら、我が息子「くろ」(断っておきますが、あくまで「じゅん」の息子であって、「おっさん」の息子ではない!!)は、今、恋をしているらしい。
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お相手は「カロリン・テストゥ」夫人で、数年前、夫とは死別している。

彼女を知らない人はいないといってもよいぐらいの超美人で、これまた美人で有名な「レディ・オブ・メギンチ」(ER)も彼女の前では、顔を伏せてしまうくらいでした。
また、美人に有りがちな、冷たさや傲慢さもなく、みんなの憧れの的でした。
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おっさんだけは知っている。そんな彼女が今恋をしていることを。
彼女が思いを寄せているお相手は「チャイコフスキー」だ。
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でも、彼女がその思いを表に出すことはなかった。
ただ、ひたすらに「チャイコフスキー」のことを想っていた。
そんなことはつゆ知らず、「チャイコフスキー」は今日は「イングリッシュ・ヘリテージ」(ER)といい感じです。
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彼女はそんな彼の姿を平静を保ちながら眺めています。

ある夜、「くろ」がいつものように、「あれって、食べれるんだろうか?」と思いながら、ボケーッと月を眺めているとその頭に冷たいものが降ってきた。
こんな星空の夜に雨なんて、と思いながら、見上げると、彼女が、あれほど気丈だった彼女が・・・・・・

      泣いていた。

静かに、そして激しく、そういった矛盾した表現でしか表せない様子で、泣いていた。
とめどなくあふれ出るこの世で最も美しくもっとも純粋な雫を惜しげもなく流していた。
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「くろ」はただ茫然として彼女の姿を眺めていた。ただそうすることしかできない自分がいた。
そして、「くろ」は知らぬ間に彼女を愛し始めていた。

                                           to be continued


つづきはバラ図鑑100回記念号で発表です。

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by junryu2012 | 2013-04-25 06:18 | rose
今日も旦那が担当します。
昨日の夕方から、当方では強風が吹き荒れています。現在、朝の4時過ぎですが、まだ収まる気配がありません。本当に勘弁して欲しいです。
きっと、外に出るとショッキングなことが起こっているんだろうなぁと思うと憂鬱です。

気を取り直して、今日紹介するバラはデルバールの「ダム・ドゥ・シュノンソー」です。
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このバラは2011年に新苗でお迎えしました。
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咲き始めはこんな様子で、少しプックリとした感じです。「アプリコット・ファンデーション」を思い起こさせます。
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購入した株が良かったからか、あるいはこのバラの特性かどうかは分かりませんが、成長もかなり速く、新苗1年でかなり大きくなりました。
花色は左上の花みたいにサーモンピンクで始まり、咲き進むにつれて、その色が褪めていきます。
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側面からの映像です。優しい花色は全体のバランスを崩さず、多くのバラとの相性も良いようです。
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香りも良く、「シャンテ・ロゼ・ミサト」、「マダム・ボヴァリー」と同じような香りだったと思います。
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耐病性も強く、黒点病やウドン粉病にはかからないような気がします。
誉めてる割には写真からみると裏庭にいるようだが・・・・とお気づきになられた人がおられると思いますが、台風時に裏庭の陰に避難させて、忙しさにかまけて放っておいたら、大きくなりすぎて表に帰れなくなってしまったというかわいそうな目に遭わせてしまったバラです。
まぁいうなれば、井伏鱒二の「山椒魚」状態になった訳で、左遷されてしまったバラではありません。
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この名は、「シュノンソー城の貴婦人」を意味します。「シュノンソー城」はフランスのロワール河畔にある世界遺産の古城です。

ERの「レディ・オブ・メギンチ」に対抗して名付けられたものかどうかはわかりません。

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by junryu2012 | 2013-04-24 05:16 | rose
今日も旦那が担当します。
今日紹介するバラはERの「ザ・ジェネラス・ガーデナー」です。
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このバラは2010年に「ザ・ピルグリム」と一緒にお迎えしました。耐陰性が強いということで我が家では裏庭に抜けるトンネルの一部を担当しています。
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今日は「ザ・ジェネラス・ガーデナー」を物語風に紹介したいと思います。

 「ザ・ジェネラス・ガーデナー物語」~ 世にも奇妙な物語 ~

ある日、一人のハゲたおっさんがいつものようにバラの世話をしていました。
ザ・ジェネラス・ガーデナーが咲いていることに気付いたおっさんはその香りを嗅ごうと花に近づきます。

ザ・ジェネラス・ガーデナー「ちっ、近い! 鼻毛出てるし!!」
「すっ、吸い込まれる~」
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おっさん「なっ、何が起こったんだ!!」 「動けねぇー」

どうやら、2人は入れ替わってしまったようです。

まじ、どうしよう? おっさんは真剣に悩んでいましたが、状況を理解できない「ザ・ジェネラス・ガーデナー」は、おっさんのハゲ頭を太陽に向けて、とりあえず光合成をしようとしています。

おいおい、勘弁してくれよ~、紫外線とかマジ勘弁! と、おっさんが嘆いていると、
激痛がふいにおっさんを襲います。
イテッ!? 
ふっと、右下を見ると「チュウレンジJr」が葉っぱをかじっているではありませんか!!
人間の時も、毛がなかったけど、バラになっても同じか?
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そうこうしているうちに、一緒に来て、一緒に植えられている「ザ・ピルグリム」がライバル意識全開で花を咲かせ、日光を遮ります。
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そっ、そういうことか!! バラの世界でもお互い戦っていたんだ。そうとわかれば負ねぇぞ!!

おっさんはおとなげなく本気を出しました。

クライミングと照葉の威力を見よ!!!

あっという間に「ザ・ピルグリム」を追い越してしまいました。
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香りなら負けないぞ!と「ザ・ピルグリム」が再び挑戦してきました。

え~と、「ザ・ジェネラス・ガーデナー」の香りはっと、「ミルラ香?」、なんじゃそれ?

とりあえず、おっさんも訳もわからず頑張りました。

でも、いつもどおりの加齢臭に「バラゾウムシ」しか寄ってきませんでした。
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いつまでも、こうしているわけにもいかないので、おっさんは一計を案じました。

きれいなお花で「きれいなおねえさん」を誘って、入れ替わろうという作戦です。
名付けて「チョウチンアンコウ作戦!!」

おっさんは顔を少しピンク色に染めて、「きれいなおねえさん」が来るのを待っていました。
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すると、そこに通りかかったのは鬼嫁に連れられた「じゅん」と「りゅう」
じゅん「あれはなにかしら?」
りゅう「ん? なんか微妙な臭いも混ざっているぞ、雑巾みたいな・・・」
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おっさん「おいおい!! 連れてくるなよ!! おい! って、嗅ぐなよ! じゅん!!」

 1分後・・・・・・・

真っ赤になっておこる「じゅん?」
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文字通り、鬼嫁につながれへこむ「おっさん」
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そっか、こんな風に「北大路欣也」も「おとうさん犬」になったのか!!             (完)
    


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by junryu2012 | 2013-04-23 06:01 | rose
今日も旦那が担当します。
今日紹介するバラはORの「ルイーズ・オディエ」です。
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このバラは2本目の「マダム・イサーク・プレール」を買おうと思って、園芸店に行ったのですが、その際間違って購入してしまいました。
だから、当初あまり期待していなかったバラです。
2009年に我が家にやってきました。
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今日は、「ルイーズ・オディエ」を物語風に紹介しようと思います。

「ルイーズ・オディエ物語」 ~ある健気なバラと毛無げなおっさんの物語~

2009年5月のある風の強い晴れた日、私が他のORたちと一緒に日向ぼっこをしていると、一人のハゲたおっさんがやってきて、ぶつぶつ言いながら、私たちの名札を確認しています。
よく聞くと「マダム・イサーク」、「マダム・イサーク」、・・・・・とおっさんは、呪文のように唱えています。
このうだつの上がらないキモいおっさんに買われたくない「マダム・イサーク・プレール」は奥に隠れてぶるぶる震えています。

おっさんは私の名札を一瞬見たのですが、「私はルイーズ・オディエ!」、あなたが探しているバラじゃないわと堂々と日光浴を楽しんでいました。

私の名前が印象的だったのか、ただこのおっさんがぼけていただけなのか、呟いていた呪文が途中から変わってきました。

「マダム・イサーク」、「マダム・イサーク」、・・・・・、「ルイーズ・オディエ」、「ルイーズ・オディエ」、?・・・・・

私を見つけたおっさんは「あった!! よかった! よかった!」と満面の笑みを浮かべ、私を大事そうに抱えて、レジに向かいました。

「あんた! 間違えてるよ!」「きっと、あんた後悔するよ!」と、ちびまるこ風に呟いてみたのだが、このおっさんは聞く耳を持ちません。
かなり浮かれている様子です。
「そうだねぇ イサークちゃん、彼女、美人だからねぇ、この人が浮かれるのも無理ないか・・・」

私は間違いに気付いたおっさんが落胆する様子を想像しながら、憂鬱な気持ちで彼の家にやってきました。

おっさんはこともあろうか、入口の「ピエール・ドゥ・ロンサール」さんの下に私を植えました。
本当に私に期待しているということが痛いほどわかります。
「おいおい、わたしは、「マダム・イサーク」じゃなくって「ル・イ・ー・ズ・オ・デ・ィ・エ」!!」と言ってみたところでこのおっさんに伝わる訳もなく、「ロンサール」が「僕や「マダム・イサーク」と比べられて大変だね!!来年が楽しみだ! ハハッ!!」とすんごいことを「ヒロミ・ゴー」のように軽く言ってくれます。

一年後、私はいやいや花を咲かせました。
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そんな私を見つけ、「あれ~、なんか違うなぁ」、「これ「マダム・イサーク」じゃないよなぁ?」と改めて、私の名札をチェックするおっさん。
だからあれほど「違う!!!」って言ったじゃん!!!
予想どおりの展開に気分がブルーな私。

ここで、おっさんの思いがけない一言、「コロンとしてかわいいし、この色も悪くないじゃん!」

「えっ、引っこ抜かれるんじゃないの?」「裏庭行きじゃないの?」(この当時は、裏庭はまだチューリップ畑でした。)
不安に駆られていた私は、キツネにつままれたように茫然として、満足げに笑いながら去っていくおっさんのハゲ頭を見送った。

その後も、おっさんは「テス・オブ・ザ・ダーヴァビルズ」(ER)ほどの派手さは無いけど、君の素朴さが好きだと言ってくれます。

この時、このおっさんのために少しだけ華やかに咲こうと思った。
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「レオナルド・ダ・ヴィンチ」ほどの花持ちの良さはないけど、君のそのはかなさが好きだよと言ってくれます。

この時、このおっさんのために少しだけ長く咲こうと思った。
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「君、ちっちゃいねぇ!!」とひどいことを軽く口走りながら「ロンサール」は、その巨体で私を覆って、日陰を作り、嫌がらせをしてきますが、
こんなときもおっさんは、こんな日陰でも健気に咲く君が好きだよって言ってくれます。

この時、このおっさんのために日陰に耐えて、もっと多くの花を咲かせようと思った。
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2012年、私は突然下腹部に違和感を覚えた。
「カミキリムシだ!」
私は激痛に耐えながら、精一杯花を咲かせた。
喜んでくれるおっさんの笑顔が見たいから。おっさんに褒めてもらいたいから。

こんな私をおっさんはいつもどおり褒めてくれました。
「今年もきれいに咲いたね! ありがとう!」と。

2012年の冬になって、やっとおっさんは私の異変に気付いてくれました。
おっさんは手当をしながら「今まで気づいてやれんでごめんなぁ」という言葉をいつかの呪文のように繰り返し繰り返しつぶやいています。

小汚いこのおっさんの目からきれいな雫が垂れたとき、このおっさんのために来年も咲きたい。そして、このおっさんに褒めてもらいたい。そして、もう一度あの笑顔が見たいと思った。
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 「本当にそう思ったんだ」

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by junryu2012 | 2013-04-22 06:29 | rose
今日も旦那が担当します。
今日紹介するバラはデルバールの「マダム・ボヴァリー」です。
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このバラは2011年に新苗でお迎えしました。
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まずは、つぼみの様子をご確認ください。
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少し開いたところです。パッションピンクの花弁の中心部が橙色っぽくなっているのが確認できます。
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強香で「シャンテ・ロゼ・ミサト」と同じような香りだったと思います。
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これが開花すると、1枚目の様な状態となり、その後全開時がこの写真です。
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このバラはかなりの強健種で、病気にも強いので、栽培しやすいと思います。
また、ORの様な鋭く、細かな棘を多数持つことが特徴です。
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シャクヤク咲きで、HTの「イブ・ピアッチェ」やORの「ポール・ネイロン」の様な花が咲きます。
我が家では「カミキリJr」にやられて枯れてしまったER「アブラハム・ダービー」の代わりに、今年から入口を飾ることになっています。
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このバラの名はフランスの文豪フロベールの小説の女主人公で、理想と現実のはざまで翻弄され、悲劇的最後を迎える「ボヴァリー夫人」こと、エマ・ボヴァリーにちなむ。

でも、個人的に理想と現実のはざまで翻弄されたのは、彼女ではなく、その旦那のシャルル・ボヴァリーの方だと思うだが・・・・

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by junryu2012 | 2013-04-21 01:47 | rose